2019.05.07

海外プログラムの成果の可視化を考える。 ~大学教育研究フォーラム 石川敬之准教授の発表をめぐって~


ジャーナリスト友野伸一郎の「教育見聞録」(7)

留学・海外プログラムの成果の測定という難題

留学や海外プログラムに参加して、どのような成果があったのか。実はこれを測定することは難しい。

語学力(特に英語)であれば、TOEICなどで事前と事後のスコアを比較して測定することができるし、実際、そのように実施している大学も多い。しかし、それ以外の能力については、それほど簡単ではない。

現状では、大きく言えば3つの方法が取られている。1つは事後におこなう満足度調査、2つ目はPROGやBEVI-Jなどの客観テストを事前事後におこなって伸びを測定する方法、そして3つ目が事前と事後に自己評価をおこないその伸びを見る方法である。

しかし、それぞれに限界も抱えている。たとえば、満足度と成果とは必ずしも一致しないし、客観テストには費用も発生する。また、事前事後の能力の自己評価にはダニング・クルーガー効果が生じる。

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